鎌倉を美しくする会
ボランティア市民活動団体「鎌倉を美しくする会」は、鎌倉の自然や環境を守るために、 NPO鎌倉センターを拠点に、美化清掃運動、公衆トイレの美化、ごみ箱、観光、落書き、 違反広告、バス停ベンチ設置・維持活動など多岐にわたるまちづくりに取組んでいます。
  
活 動 報 告 ・ ブ ロ グ

活動報告




2017年07月20日

■大仏前駐車場内トイレ入り口・男女サインプレートを寄附しました !

鎌倉観光の中でもダントツ人気がある長谷の大仏。 道を隔てた向かい側の駐車場と敷地内トイレは神奈川県道路公社が経営管理しており、かねてより気になっていた駐車場内の美化と敷地内トイレの問題点について、2月1日の定例会に神奈川県道路公社の方、鎌倉市観光商工課職員の方をお招きして問題を提示し、解決に向けた懇談会を開催しました。(2月5日ブログをご覧ください)

その結果、長年床にむき出しに置いてあったトイレットペーパー収納のトイレットペーパーホルダーがやっと設置され、壊されたままだった男子トイレのドアの修理、不要な大きい看板やトイレ建物の後ろに長い年月野積みされていたごみの山などが一挙に撤去改善されました。

掲示板代わりになっていた建物壁面の貼り紙類や放置されていた貼り紙跡の汚れなどについても、「超一級の観光地にそぐわない」と剥がして頂きました。



このトイレは2007年に建てられたそうで、入り口の男女トイレサインプレートが透明アクリル板で覆われているために、現在ではアクリル板の劣化で黄ばみ、遠目には見えづらくなっていました。
最近は鎌倉来訪の外国人が以前よりさらに増え、建物内の女子トイレは構造上わかりにくいため、特に戸惑う人が多いのか、入口奥には誘導するための4か国語で書かれた「→」付き貼り紙がありました。 これについては提案した原案付き絵表示がそのまま採用され解決しました。

残る問題は建物入口の劣化した男女表記トイレサインプレート。会員の提案で今年2月久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部さまからの寄附金 (2月22日ブログ)を使ってはどうかとの意見がまとまり、神奈川県道路公社の了承を得て、この度鎌倉を美しくする会が選定したトイレサインプレートを設置、遠くからでも見やすくなりました。



昨年から今年にかけて取り組んできた大仏前駐車場の美化とトイレの問題点は、私どもにとっても支援金を活かし記念すべき活動の成果で締めくくることが出来ました。


2017年02月22日

■久光製薬ほっとハート倶楽部さまからのご寄附に感謝 !!

2月7日、目録贈呈式に出席のため、丸ビルにある
久光製薬さまにお伺いしました。
ほっとハート倶楽部は毎月社員の方々が寄付を積み立て会社も同額を寄付、従業員と企業が一体となった社会貢献活動基金を生み出す仕組みだそうです。

「久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部」は2007年に設立され、既に129団体に寄付された由。
平成28年度は全国で50団体 (1団体10万円)、その内15団体が東京会場で同席しました。

贈呈式では各団体が一言コメント。 福祉、介護、子育て支援、障害者自立支援、環境、まちづくりなど多岐に亘るメンバーでした。

活動資金難がつきもののボランティア団体にとって、この上なく有難いご支援です。
貴重なご芳志を最大限活かすよう会の仲間と相談したいと思います。

 

今回「鎌倉を美しくする会」を推挙してくださったのは、鎌倉在住の社員の方であったとわかりました。何と嬉しいこと!

こんな形で応援してくださる市民の方がおられることに感激、励みになりました。


2017年02月05日

■ぎょぎょっ!? トイレにペーパーホルダーがない!!

大仏前駐車場の美化とトイレの問題点

鎌倉を美しくする会は、2月1日の定例会に神奈川県道路公社の方、鎌倉市役所観光商工課職員の方々をお招きして、大仏前の駐車場と公衆トイレの美化について懇談会を持ちました。

■駐車場内トイレの問題点と解決策
  • トイレットペーパーがむき出し。 不衛生、不適切
    ペーパーホルダーを設置してほしい
  • 男子用ブース内ドアの補修? ガムテープが気になる
    早急に補修をお願いしたい
  • 伝達貼り紙の量と質、貼り方にも問題あり
    男女トイレ誘導貼紙: 絵文字にされては? 貼る位置再考
  • 出入口に段差があり車いすは自力で上がれない
    スロープをつくってほしい
  • 出入口が低く背の高い人は頭を打ちそう
    現在多目的トイレがない。 観光庁が外国人客向け改修の自治体に補助金。 2020年目指し改修するのも一案
■駐車場内美化と改善のご提案
  • 入口・出口が分り難い。 目線が届きやすい位置に
    世間には IN・OUT の標識も増えている
  • 狭い駐車場内のごみの溜り場が気になる。 整理整頓必要
    (1) 公衆電話BOX周辺 (2) トイレ裏 (3) 2か所ある建物の中
  • 掲示物が安直すぎないか アイドリングストップの看板は必要か
    景観は県民の財産。 安直な貼紙が上質な景観を壊している
  • 自販機に挟まれ、観光案内板地図が活かされていない
    自販機はごみを呼びやすい。 一か所に纏めて欲しい
  • 2つの建物の中の整理整頓、観光客の視線を意識
    不要なものの処分
多岐にわたる内容ながら、直ぐできることから早速取り組んで頂けることになりました。



平成28年11月14日


平成26年2月14日


平成26年2月4日


平成26年2月1日


平成26年1月15日


平成26年1月10日

■第14回 正月三ガ日若宮大路の美化清掃啓発活動。今年も成果がありました

鎌倉市の観光客は年間約1800万人。その中の約1割がこの時期、初詣に集中。1988年会が発足した当時は、ごみの中を人が歩く凄まじい光景が当り前でした。

この活動の発端は、今は亡き澤渡さんが「成田山新勝寺へ初詣に行った時、地元の人のおもてなし清掃に感激した。鎌倉でもやりましょう。」 の提案でスタートし、今年が14回目になります。

毎回報告書を作成し、課題にスポットを当て、市長はじめ観光協会、担当部署ともその情報を共有し、提言・提案による解決を試みてきました。

会員や参加してくださった皆さんと積み上げてきたその軌跡は、確実に成果をあげています。

【今年も提言を2件】

■提言1 神奈川県藤沢土木事務所長 様
鎌倉中央食品市場前の植え込みの整備をして頂くようお願い致します。

長年私物化されごみ箱代わりと見まがう有様の植え込み。そこに置かれた2個の植木鉢の木が根付いて茂り、車道にまで枝を伸ばしていました。正月の三日間で 枝を払い、朽ち果てた材木や層を成したごみ類を出来る範囲で片付けました。

1月30日藤沢土木事務所から嬉しい回答がありました。「確かにひどい状況です。柵を新しくします。」
お礼を述べ、同時に長年現場を見続けてきた者だから言える提案をしました。
「出過ぎたお願ながら、土を入れ替え植栽をして頂き、柵はそのあとにして頂けないでしょうか。」
藤沢土木事務所は、この提案について検討してくださっています。実現するよう心底願っています。


■提言2 鎌倉市長 松尾 崇 様
植え込み内の立て看板設置者の所在が分かりません。鎌倉市の関与の有無を調べて頂き、善処して頂きますようお願い致します。


鎌倉市役所市民相談課が県道管理者の藤沢土木事務所に相談され、鎌倉警察署と分かり、撤去されました。

 
報告書の詳細はPDFをご覧ください。


平成23年3月13日

■2011年3月11日(金)14時46分頃 未曾有の東北関東大震災発生

被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、
犠牲になられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。


その時私は鎌倉市役所にいました。午後開催の第63回花火大会実行委員会に出席していたのです。 会議も終わりに近づいた頃、突然電気が消えて、遠くで地鳴りのような音が聞こえ、窓越しに駐車場の車が振り子のように左右に揺れ始めました。

「地震だ!」建物の揺れで船酔いに似た状態がしばらく続きました。 ご出席の鎌倉警察、JR鎌倉駅の方々、他の人も慌ただしく退席され、閉会。 私は外に出ました。

@庁舎内が停電、危険なので職員も一斉に屋外避難。敷地が人で埋まりました。

A市内全域停電(後で知ったことですが・・・)市役所通り、紀ノ国屋前の交差点は警備員さんが交通整理をしていて、警察の手早い手配に驚きました。

B電車も止まり移動手段を失った人々が、鎌倉駅周辺にあふれました。修学旅行らしき中学生の一団。無事に帰れたでしょうか。

C鎌倉駅東口交番の脇にある公衆電話には、連絡し合う人々の行列が出来ました。4ボックスの公衆電話がつい最近2か所撤去されたばかり。 近くの東急ストア脇にあるスタンド電話にも、人が並んでいました。携帯電話の普及で、まち中から公衆電話がどんどん消えています。緊急時必要な公衆電話。 観光地鎌倉だけに残せるものなら残してほしいものです。

D若宮大路・北鎌倉方面の道路は車が数珠つなぎ、鶴岡八幡宮三ノ鳥居前ではお巡りさんが交通整理をしていました。

途中、お店の前にラジオを置きボリュームをあげて、道行く人に緊急情報を提供しているお店を何軒も見ました。

「う〜、う〜」としり上がりの津波警報サイレンを聞きながら、自転車で北鎌倉に向かいました。

未曾有の東北関東大震災発生 その時鎌倉は・・・








  
初期文字
E横須賀線山ノ内踏切は遮断機が下りたままでした。現場に配置されたお巡りさんがいました。人・自転車・バイクは 遮断機を持ち上げて踏切を渡ります。車は相も変わらず数珠つなぎでした。

反対側の遮断機前で立ち止まっているご婦人に「歩行者は渡れますよ」と声をかけました。

「芸術館から歩いて帰るところです。今日は三国連太郎さんのトークがあり、その後映画を見る予定でしたのに、トークが終わって直ぐ地震。天井の照明が 激しく揺れ、生きた心地がしませんでした。帰る途中ファンタスマルトの塀がずれ、お店の人が写真を撮っていました。怖いですね〜」

F円覚寺前大船方面バス停で初老の男性を見かけ声をかけました。「渋滞がひどくてバスはご無理だと思います」「そうでしょうね。歩きます」

北鎌倉駅・円覚寺前バス停の公衆電話に大勢の人が並んでいました。

ここも3台あった公衆電話が1台撤去されたのです。普段から緊急時への 備えが大切だと痛感しました。

G大船駅東口は人で溢れていました。電車が不通途方に暮れている人も多いはず・・・

H大船仲通り 普段はごった返す時間帯が閑散。お店も殆どシャッターをおろしていました。ある一角がガス漏れのため お巡りさんが通行止めをしていました。

I仲通りのコンビニには長蛇の列が出来ていました。緊急時コンビニは頼りになります。しかし田園踏切近くの コンビニは閉っていました。

大船行政センターでトイレを借りました。「停電のため水道管直結のトイレのみ使用できます」と男子トイレに案内されました。停電、水道は使える 条件で使用可能なトイレは1ヵ所だけだそうです。

湘南モノレール、電車が止まっている非常事態を、三菱電機や関連会社の勤め帰りの人達が、それでも駅に向かう大集団の波に逆らうように、私は帰路につきました。

夕闇せまる頃帰宅未だに停電。ろうそくを灯し夕食。電気がついたのは夜8時頃でした。固定電話とインターネットの回復は翌日午後4時まで待たざるを得ませんでした。
 

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